特別職国家公務員、自衛隊看護師について


驚く女性
看護師の職場は病院や診療所、介護老人保健施設、企業が一般的ですが、
特殊な職場もあります。それは自衛官。
倍率は軽く30倍を超えるとても狭き門です。
今回は病院以外に災害現場などでも活躍する自衛隊看護師についてまとめました。

自衛隊看護師とは

迷彩柄
日本には、国内の平和、安全を守り独立性を確保するために自衛隊があります。
自衛隊には陸上・海上・航空があり国防を担っています。
国防の特性上、有事の際や天災などで多数の負傷者が出た際に対応できるように自衛隊病院があります。
自衛隊看護師はその自衛隊病院や前線駐屯地などで勤務する看護師です。

通常の業務以外も行うのが自衛隊看護師

森の中
自衛隊看護師といえど普段はナース服を着用し看護師業務を行います。
業務を行う自衛隊病院も昔は自衛官とその関係者だけが使えましたが、
現在は一般の方も利用することが出来るので、看護師さんが迷彩服を着て業務を行うことはありません。
ただ、会議や式典などに出席する際は自衛官の制服に着替えて出席します。

自衛隊看護師が特殊なのは看護業務以外にもすることがあります。
それは訓練です。
看護師ですが自衛官でもありますので、定期的に訓練に出ます。
訓練では、徒歩行進と言って30キロ程度の荷物を背負い山道を歩いたり、
射撃訓練や野営訓練、医療訓練などを行います。

この様な訓練もあって、東日本大震災や熊本地震での被災地支援に活かされています。

狭き門、自衛隊看護師への道

勉強する人
自衛隊看護師になるには何通りかの道が用意されています。
1つは、防衛医科大学校看護学科学生になることです。
過去には自衛隊中央病院高等看護学院に入学する方法もありましたが、
防衛省看護基礎教育が4年制に移行したため、廃止となりました。

防衛医科大学校看護学科学生には自衛官コースと技官コースがあります。
どちらも学費などは必要ありませんが、自衛官コースは給与が出ます(ボーナスあり)。
技官コースは時給として給与が出ます。
また身分も違い、自衛官コースは防衛省の職員、技官コースは防衛省の非常勤職員扱いとなります。
これだけを見ると自衛官コースの方が良さそうですが、自衛官コースは訓練があります。

自衛隊看護師になるもう一つの方法は、中途採用です。
正看護師かつ保健師または助産師免許を有し、36歳未満であれば受験することができます。
試験内容は筆記試験、口述試験、身体検査になります。

受験料は必要ありませんが、チャンスは1回だけになります。
それでも倍率は30倍から70倍と、とても狭い門になります。

後姿ガッツポーズ
単なる国家公務員ではなく、特別職国家公務員である自衛隊看護師。
通常の看護業務以外にも自衛官としての訓練もある特殊な看護師です。
勤務先も自衛隊病院だけでなく、駐屯地やPKOでの国外支援もあります。
とても大変なことですが、何事にも変えられないやりがいがあるそうです。
狭き門である自衛隊看護師、私こそは!って思うかたは受験してみては如何でしょうか。